かず @kazubo34

王道×竹中流

-どのような経緯で『メロンジュース』の振付を手掛けることになったんですか?
竹中 指原(莉乃)さんから直々にご指名をいただきましてHKT48はまだオリジナル曲が少なくて、ライブでお客さんと一緒に拳をあげて盛り上がれるような鉄板曲がないので、『メロンジュース』をそういう曲にしようってお話があったそうなんです。それで、「振付どうする?」となった時に・・・・・。
-指原さんが「ぜひ竹中先生にお願いしたい」と?
竹中 そうみたいです。『ゆび祭り』でPASSPO☆のパフォーマンスを見て、興味を持っていただいたと思うんですけど。
-熱狂的なハロヲタとしても知られる竹中先生が、48グループの振付を手がけるのは意外な印象がありました。
竹中 ハロー!は変わらず好きですよ(笑)でも、指原さんもハロヲタなので親近感がありました。MV撮影のときに指原さんから「お好きなんですよね?」って聞かれ、「指原さんも熊井(友理奈)ちゃんが好き過ぎて眠れないんですよね?」「そうなんです!」っていうハロー!トークで盛り上がりまして(笑)
-『メロンジュース』は早くもファンの間で、”神曲”と評判です。
竹中 いい曲ですよね。構成自体は王道で、AメロもBメロもあるんですけど、普通なら繰り返すところやアウトロを省いていて無駄がない。3分くらいの短い曲だけど、すごい耳に残りますよね。
-曲を聴いてどんなイメージが膨らみました?
竹中 デモをいただいたとき、すごく可愛らしい曲だなと思ったので、最初はブリブリのアイドルっぽい振付にしようと思っていたんです。PASSPO☆もアプガ(アップアップガールズ(仮)もダンスが激しいグループなので、逆にHKT48では思いっきり可愛い方向に振り切ろうかなって。ただ、サビに関しては、「めちゃくちゃでパンクな感じ」「ものすごい激しく」というイメージの指定がありました。
-運営からの要望があったんですね。
竹中 そうですね。『スキ!スキ!スキップ!』や『初恋バタフライ』が王道の可愛い振付なので、そのイメージを裏切るためにも、「今回はサビを激しくしたい」ということでした。

現場で感じた指原のスゴさ

-今回の曲では、めるみお(田島芽瑠&朝長美桜)の2人がセンターをつとめますが、フォーメーションを考えるうえでダブルセンターは難しいですか?
竹中 PASSPO☆では、まこみお(奥仲麻琴&増井みお)を一列目に立たせてシンメトリーにすることはありますが、明確にダブルセンターが決まっているのは今回が初めてでした。ただ、常にシンメトリー性というのは考えているのでそこまで難しさはなかったです。あと、やっぱり指原さんというキーの人が5番手(2列目センター)なので、そういう意味では作りやすかったですね。センターではない指原さんを引き立たせる、っていうときに、前列のコが一人よりはWセンターの方がバランスもいいし、目立たせることができるので。
-助さん格さんが前にいて、うしろに水戸黄門が控えているような?
竹中 そうそう(笑)。三角ピラミッドのトップではなくて、おヘソっていう感覚のセンターというか。
-ダンスが上手いとか抜きに、HKTのなかで気になったメンバーはいますか?
竹中 う~ん、やっぱり指原さんはメンバーの可愛らしいところを引き出すのが天才なんだなと思いましたね。
-どんなところでそう感じられました?
竹中 MV撮影の当日、振りを確認していたんですけど、そこ美桜ちゃんが踊るたびに『ドスドスドスドス』って指原さんが効果音を付けてて(笑)美桜ちゃんが「えっ!?」って振り向くと、「なんでもない。続けて」って言って、また、『ドスドス』と(笑)
-光景が浮かびますね。
竹中 でも、指原さんがそうやってイジることによって、「こういう立ち位置で、こういうキャラのコなんだな」というのが説明しなくても分かるので、そいいうところがやっぱりすごいなと思いました。「このコはこうしたらもっと輝く」というのがよく分かっているんですよね。指原さんによって、美桜ちゃんの「ドタドタ」「ドスドス」している魅力が引き出されて、結果、美桜ちゃんが輝くんですけど、私はそれを輝かせてるコも好きなんですよね。
-支配人という立場でプロデューサー的役割も担っている、と。
竹中 指原さんを通して、メンバーをより好きになるということがあると思います。お笑いのボケとツッコミじゃないけど、ボケがどんなに大ボケを持っていてもツッコミがいないと活きないのと一緒で。アイドルを好きになる感覚って、本人発信の情報だけじゃなくて、第三者から伝え聞くことによってすごく可愛く聞こえることがあるじゃないですか。だから、ブログの写真も本人が構えて撮った自撮りばっかりだと楽しくない。第三者が撮ったふとした瞬間の表情が可愛かったりするので。
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