2022年07月21日(木) 13:47:40
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「おい、このどうしようもねえ甘ちゃん野郎。愛してるぜくそったれ」
「それって褒めてんのかヤケクソなのかどっちだよ!」
修羅場を潜り抜けながらどさくさ紛れに叫びたいシチュエーションでご活用下さい。一服の清涼剤をあなたに。(どこが)
仕事完了後、おみからちょっかい(続
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「ジャン、東京帰ろうぜ」
「俺が帰るべきはパリだ。東京に帰ってどうすんだ」
「腹減ってるだろ」
「飢え死にしそうにだぜ、変化もしてねえのに」
「だから一緒に、同じところに帰ろうぜ。なあ、『腹減ってる』んだろ? さっき何か言っただろ?」
おみの方が上手
▽
寝台遊戯をする時、名前を呼ぶのがジャンにとって『そういう意味』らしい。
なのに戦場では発狂……いや発作かあれは? 思い出したかのように突然アイシテルと叫び出して俺を色んな意味で慄かせる。俺は嫌だぞ、各国機関のファイルにそんな注釈までつけられるのは。
少し前に一度逝きかけたジャンは、今は恐ろしいぐらい冷静に戦う。変化もしない、というか、しないように自制している。そもそも今のジャンは本来持っている反応速度に知性が加わった状態なので──いやだって、以前は結構短絡的だっただろ。変化しちまえばそれで問題解決みたいな──滅多なことでは自分の血を見ることもなくなった。忍耐強くなった獣人……何だか妙に矛盾した言葉だけど、まあいいか。俺たちは以前よりも存在自体が抑止力にはなっているはずだ。めでたし、めでたし。
それはともかく、前述の発作を起こすのは止められなさそうだ。俺自身がやめてくれって言ってるのに。照れ隠しにからかっちまったのが悪かったか。
展開としては、俺が誘導する形になっちまってるし!
「だからさ、さっきのは、き、聞いたって。ちゃんと聞こえた。でも敵だらけの中でわざわざ、何つうか、吹聴することでもない……よな?」
要するにTPOを考えてくれと懇願しているだけなのに、ジャンは恐ろしい形相でせせら笑い、結論だけを言い渡したのだった。
「東京に帰ろうぜ」
と。
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